痛みは悪か?善か? 慢性痛を考える
2014/07/08

当院に来られるほとんどの方の目的は
「痛みが辛くて、痛みを取ってください!」
といって来られます。
この『痛み』について徒然なるままに書いてみたいと思います。
そもそも『痛み』はどうしてあるのでしょうか?
どんな役割を持っているのでしょうか?
私たちは痛みが出てくると、苦しくなります。『苦痛』ですね。
辛くて苦しくなると、この痛みを取ってくれるところを探して、
整形外科、心療内科、整骨院、鍼灸院、整体、カイロプラクティック、オステオパシー、マッサージ、リラクゼーション、ヒーリングなどに行かれるかと思います。
この中でどこがいいのかということは置いておいて、
ここでは『痛み』をどう扱うのかを考えたいと思います
あるところでは、麻酔、くすり、鍼などで痛みの感覚が脳に行かなくします。
あるところでは、痛みの原因を姿勢のゆがみによるものとしてアプローチしているところもあります。
あるところでは、筋のこりが痛みの原因と考えてもみほぐしています
あるところでは、痛みの原因をスピリチュアルな分野にあると考えてアプローチしています
あるところでは、脳の勘違いとして扱っています。
このように考え方によって扱い方も様々です。
当院では痛みは火事を知らせる火災警報と考えています。
実際に火事が起きていない誤報であれば、麻酔などで警報を止めてしまっても問題はありませんよね。
でも実際に火事が起こっているのに、警報を止めたり、気のせいと無視したりしたらどうなるでしょう。
それこそ結果は『火を見るより明らか』
(炎症が)延焼してしまいます。
痛みは組織が傷ついているか、傷つきそうな状態を教えてくれていると考えれば、
それ以上、組織が傷つかないように考えることが大切です。
骨折を例に挙げると分かり易いかと思いますが、
骨折すると激痛が出てきます。火災警報発令
整形外科受診して骨折と診断され、骨折が治癒するように手術やギプスで固定します。消火活動
必要以上の痛みに対して痛み止め投与。火災警報一部解除
リハビリ中の痛みで再骨折や組織の損傷の危険を知らせている。火災警報発令
骨折が完全治癒。痛み消失。火災警報解除
といったように、組織が完治すれば痛みも出なくなります。
ところが慢性的な痛みに関しては骨折のようにハッキリとした原因が見つけられていないので、
実際の火事として扱われずに、誤報として対処療法が施される場合がほとんどです。
もし、本当に誤報であったとしたら、対処療法により警報を止めればそれで火災警報は解除されるはずです。
ところが、慢性痛は再び現れる場合が多い。
これば実際に組織を傷つけるシステム(火種)が存在している可能性を示唆しています。
繰り返される慢性痛にはこのシステムの存在を考慮して、正常化できれば慢性痛も再発しなくなると思いませんか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたの未来が明るくいっそう輝きますように・・・
院長 進藤隆
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みらい堂整体院
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